TOPへ

ブログ

新宿で下剤を飲まない大腸内視鏡検査(内視鏡的洗浄液注入法・下剤注入法)

クリニック情報

下剤を飲まない大腸カメラについて
(内視鏡的洗浄液注入法・下剤注入法)

 

当院の下剤はサルプレップを採用していることから、内服量は500mlで済むため、基本的には自然な形の下剤の内服を推奨していますが、やってみたがどうしても飲めないといった方のために、一つの案として内視鏡的洗浄液注入法・下剤注入法を選択可能です。
しかし、通常の方法ではないため、初回の人はまずは通常の下剤内服法を試してください。

2つ方法があります。
①胃カメラで直接十二指腸に下剤を注入
②大腸カメラで大腸に直接下剤を注入

基本的には鎮静下で①を行い、覚醒後しばらくして便意、便を出した後大腸カメラを再度という流れになります。経験上比較的に早期に便意が始まり、1時間程度で平均検査可能になる印象です。
②の方法は大腸に直接注入するため、より確実性が高いです。当院での経験としては下剤を飲むも反応が乏しいまたは無反応であったケースに便まみれの中可能な限り奥まで挿入して、下剤をまきます。すぐに便意を催して排便があります。本当の意味での最終手段で、緊急処置ともいえる方法です。

※①の場合は注入法手数料として別途5000円費用がかかります。(②は緊急処置です。)

下剤を飲まない大腸カメラの流れ

1事前診察(検査当日で大丈夫です)



下剤注入法をご希望の方は、胃カメラと大腸カメラが必要で検査枠の調節が必要なことから、必ず事前にご連絡をお願いします、診察は当日注入前に行います。事前に対面診察又はオンライン診療でご相談いただいても結構です。
※日曜日は対応していません。

診察自体は検査の当日にお越しいただければ大丈夫です。
胃カメラ→約2時間後に大腸カメラの流れになります。
検査当日は絶食で水分のみでお越しください。

2下剤注入~大腸カメラまで

まずは胃カメラからになります。下剤注入の分、通常より時間がかかるため、必ず鎮静剤を使用して検査を行います。
鎮静剤をご希望でない場合は下剤注入法を行えませんためご了承ください。
下剤注入の前に一通り食道から十二指腸の観察も行います。

注入後は約15分で鎮静剤から覚醒しますため、覚醒後は院内で待機して、便を出していただきます。

約1時間で排便が完了しますため、大腸カメラを施行します。

注意点・合併症

下剤注入法は本来ゆっくり飲む下剤を胃カメラで早めに入れる方法になりますため、特有の合併症が生じる可能性があります。偶発症の処置は保険診療となり、費用のご負担が生じる場合がありますので、ご了承ください。

1.誤嚥性肺炎・嘔吐

十二指腸に直接注入して流れることを確認しながら注入しますが、逆流による嘔吐や誤嚥性肺炎のリスクはあります。
しかし、当院の下剤は500mlで注入量も少ないため、量が少ない分比較的安全に施行可能とは考えています。

2.前処置(下剤内服)による腸管穿孔や腸閉塞

腸管を閉塞させてしまっているような大腸腫瘍があるときなどに下剤で無理に便を出そうとすることで腸閉塞を起こしたり、消化管穿孔を起こすことがありえます。排便の状況を事前に確認して、リスクが高い方は入院施設に紹介したり、事前に画像検査を行ったうえで検査を勧めたりはしますが完全に予測は難しいことがあります。下剤内服後3時間以上たっても排便がなかったり、腹痛・嘔吐・気分不良などの症状がある際はご連絡ください。急を要する際は入院施設に緊急でご紹介させていただきます。

これらの偶発症について、慎重な対応を行いますが、稀ながらも起こりうるリスクとしてご理解いただければ幸いです。

当院のアクセス

↓当院の内視鏡について

https://www.rin-cli.jp/endoscopy/

↓ご予約はこちら

https://patient.digikar-smart.jp/institutions/96395d0c-0afa-477b-9912-e4853afd9871/reserve