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大腸カメラ検査

当院の大腸カメラ検査について
(即日・当日の大腸カメラも可能です)

当院の大腸カメラ検査の特徴
①徹底した鎮静剤による苦痛の除去(無痛大腸内視鏡検査)
②日帰りのポリープ切除術(大きいものも対応可)、
③オンライン診療を用いた来院不要の下剤郵送・病理結果説明
④即日・当日検査が可能
⑤下剤が苦手な方へ、下剤注入法


徹底した鎮静剤の使用
検査中の鎮静剤の使用はご希望の方には
徹底して楽で眠った状態での検査を提供したいと考えています。静脈麻酔の鎮静剤を用いて、モニターで全身状態を万全に管理した上で必ず患者様が眠ったことを確認してから検査を開始することを徹底しています。これにより体自体は苦痛を感じていても、眠っている状態のため、実質完全無痛の検査が可能です。
"苦しくない内視鏡検査について"

②日帰りのポリープ切除術
基本的に病変は見つけたらその場で切除します。再度改めて検査をする必要はありません。あまりに大きいものやリスクの高いものは改めて説明の上対応させていただきます。ものによっては当院で日帰りで対応もできますし、ご希望の入院施設にご紹介も可能です。

③オンライン診療を用いた来院不要の下剤郵送・病理結果説明
デジスマ診療アプリを用いてLine・Zoomの通話のようにオンライン診療が可能です、事前の診察・下剤の説明は十分に可能であり、下剤・検査食は着払いで郵送が可能です(最短で翌日にお届け可)。病理結果説明も同様に行うことで、検査日のみの来院が可能となっています。

④即日・当日大腸内視鏡について
受診当日の検査も可能です。条件としては朝食無し・極端な便秘でない・14時までに来院可能な方は2時間後を目途に当日検査可能としています。(約2時間で便が整います、院内のみでも自宅のみでも可能です。)
日曜検査は9時前にご来院いただければ院内のみで当日検査可能ですためご相談ください。)

⑤下剤が苦手な方へ、下剤注入法
基本的には当院の下剤は量も少ないことから下剤の内服を推奨していますが、これでもどうしても厳しいという方に関しては胃カメラでの下剤注入法も可能です。ご希望の方は診察時にご相談ください。
新宿で下剤を飲まない大腸内視鏡検査
※胃カメラの料金が必要になります。

ブログ記事:大腸内視鏡の検査間隔について 便潜血について 当日・即日の大腸カメラについて

大腸カメラ検査を受ける重要性

日本では大腸がんの発症者数や死亡者数が上位に位置し、今後も増加傾向が続くとされています。しかし、大腸がんは早期発見すれば内視鏡治療で完治可能なケースがあります。発症初期の大腸がんや前がん病変である大腸ポリープを見つけるためには、大腸カメラ検査が必要です。

発症初期の大腸がんは自覚症状がほとんどないため、検査での早期発見が重要です。大腸カメラ検査では疑わしい病変を生検し、正確な診断が可能です。また、大腸ポリープは検査中に取り除くこともでき、将来的ながんの予防に役立ちます。

40代以降はがんの発症リスクが上がるため、定期的な大腸カメラ検査で自身の健康状態を確認することが重要です。早期発見による治療の容易さとがんの予防を目指して、積極的な検査受診をお勧めします。

検査の流れ

検査当日の持ち物

検査当日は保険証や各種医療証やマイナンバーを忘れずにご持参ください。オンライン診療による事前診察を行われた方は同意書も記載した上でお持ちください。

1事前診察

大腸内視鏡検査はWEB予約いただいた場合も下剤の内服が必要なため、事前診察が必須になります。
直接ご来院いただける際は、基本的には検査の前日までに、当日・即日検査希望の方は検査当日14時までに診察をご予約ください。

※オンライン前診察の場合
午前~14時までの診察→最短で翌日にお届けが可能。 
15時以降の診察→最短で2日後のお届けが可能。
最短お届け日の翌日以降で検査をご予約ください。


検査を推奨する方

・症状がある方→血便、便の狭小化、突然の便秘、慢性的な下痢症状の方。
・定期検査→ポリープ切除後の方は1-2年ごとの検査を推奨します。

2検査前日

下剤前日の食事は検査食または野菜・キノコ類や種のある果物以外の食事をお取りください(野菜は残りやすいので特に控えてください)。夕食の時間は特に指定はありませんが、なるべく遅くなり過ぎない方が望ましいです。前日の大腸カメラ用の検査食も販売していますため、ご活用ください。
基本的に前日は特に下剤の内服や、お薬などは必要としていません。

1週間便が出ないなど極端に便秘傾向の方のみ前日の下剤をお願いすることがあります(2日法)
当院はサルプレップという下剤を基本的に使用しています。洗浄力が強く、下剤内服量が少なくて済む下剤になります。
2日法を指示された方は、前日の夕食の1時間後からサルプレップ1本(480ml)を30分かけて服用ください。脱水予防に飲み終わった後はゆっくりと水分(水・お茶・ポカリなど)を500ml以上をお取りください。

3検査当日の朝

検査当日は検査が終わるまでお食事を控えていただく必要があります(※午後検査の方は下剤の内服前にゼリー・ヨーグルト等は可能です)
お茶や水などは問題ありませんので、摂取いただいて構いませんが、色のついた飲み物(コーヒー・コーラ等)は避けてください。

・下剤開始時間
検査開始時刻の4時間前までに下剤の内服を開始してください。
※指定時間より早めに開始する分には全く問題ありません。

サルプレップ1本(480ml)を30分かけて服用してください。脱水予防に飲み終わった後はゆっくりと水分(水・お茶・ポカリなど)を500ml以上をお取りください。
平均で服用開始から約2時間程度で整って便が止まる方が多いです。

※サルプレップ以外の下剤の際は服用の説明書に従って同様の時間から内服を開始してください。
※お薬は通常通りに服用してきてください。血圧の薬に関しては血圧が高いと検査が施行できなくなる可能性があるので必ず内服してきてください。糖尿病の薬やインスリンは低血糖になる可能性があるので当日は中止してください (※1型糖尿病の方は通常通りインスリンを投与してください)。抗血栓・抗凝固薬に関しては事前にお申し出ください、内服の可否は医師の指示に従ってください (ご自身の判断で中止はしないでください)。

4ご来院後~検査

来院後はスタッフがご案内し、更衣室で検査着にお着替えいただきます。当院にて専用の検査着をご用意しているため、服装は特に気になさらずお越しください。

鎮静剤をご希望の方は静脈に留置針を留置させていただいた後、鎮静剤を投与します。鎮静剤を使用すると短時間で眠った状態になり、睡眠を確認してから検査を始めます。

検査時の体位は仰臥位のまま、検査を開始します。大腸カメラで女性の方は検査医におしりを向けることに抵抗がある方がおられる思いますが、院長の大腸カメラの方法では、そういった体位にはならず、基本的に仰臥位のまま検査終了まで体位を変えることはほとんどないためご安心ください。(※特殊な腸の形で挿入が仰臥位のままでは難しい方のみ体位を変えることが検査中に起こりえます。)

5検査後

鎮静剤を使用しない場合、検査後に診察室に移動し、医師が検査結果を説明します。
一方、鎮静剤を使用した場合は、リカバリースペースで鎮静剤が抜けるまで休んでいただいた後、医師から説明をさせていただきます。鎮静剤が抜けるまでには通常、15~30分程度の時間を要します。結果説明が終わった後、お会計を済ませたらご帰宅いただけます。
組織検査や、ポリープを切除した際は1-2週間後を目安にご来院いただくか、オンライン診療で結果説明をさせていただきます。

鎮静剤をご希望の方へ

鎮静剤を使用した内視鏡検査時に鎮静剤の使用をご希望の方への注意点です。
鎮静剤を投与後、15-30分程度はリカバリールームで休息し、その後にご帰宅いただきます。
鎮静剤を投与された当日は、自転車、バイク、車の運転を避け、公共交通機関を利用するか、ご家族やお友達に送迎をお願いしてください。
鎮静剤の影響により、運転能力や注意力が低下している可能性があるため、自身の安全を守るためにも安全な交通手段を選択しましょう。
ご自身や周囲の安全のためにも、これらの指示に従っていただくようお願いいたします。

大腸カメラ検査の安全性・注意点

慎重に検査を進めますが、稀に以下のような偶発症が起こることがあります。偶発症の処置は保険診療となり、費用のご負担が生じる場合がありますので、ご了承ください。

1.使用した薬剤による不快感やアナフィラキシーショック

使用した薬剤によって起こる不快感は、ほとんどが一時的なものですが、ごく稀にアナフィラキシーショックを起こし、血圧が下がり重症化することもあります。もし検査中に具合が悪くなったり、不快な症状を感じた場合は、迅速に医師やスタッフにお申し出ください。

2.穿孔、出血

大腸カメラの挿入時の挿入操作に伴う消化管穿孔、ポリープ切除等の処置に伴う術中または術後の出血・穿孔が報告されています。出血や穿孔が生じた際は場合により緊急内視鏡や外科手術が必要になることがあります。検査後に多量の血便・腹痛などが生じた際はご連絡ください。最善の対応をさせていただき、場合により入院施設にご紹介させていただきます。

3.前処置(下剤内服)による腸管穿孔や腸閉塞

腸管を閉塞させてしまっているような大腸腫瘍があるときなどに下剤で無理に便を出そうとすることで腸閉塞を起こしたり、消化管穿孔を起こすことがありえます。排便の状況を事前に確認して、リスクが高い方は入院施設に紹介したり、事前に画像検査を行ったうえで検査を勧めたりはしますが完全に予測は難しいことがあります。下剤内服後3時間以上たっても排便がなかったり、腹痛・嘔吐・気分不良などの症状がある際はご連絡ください。急を要する際は入院施設に緊急でご紹介させていただきます。

これらの偶発症について、慎重な対応を行いますが、稀ながらも起こりうるリスクとしてご理解いただければ幸いです。

検査の費用

  1割負担 3割負担
観察のみ 約1500円 約4500円
観察+組織検査(臓器数による) 約2800~7500円 約8500~23000円
ポリープ切除(臓器数による) 約7500~9000円 約22000~27000円
大腸カメラドック(自費) 25000円、鎮静剤(+1500円)。上下セットは35000円。
健診目的の血液検査は希望者は同時に可能ですが自費(10割負担)になります。
  • こちらの費用は検査のみの値段であり、診察料や薬剤費用は含まれていません。精密検査(色素内視鏡検査・拡大内視鏡検査)を行った場合や、鎮静剤を用いた場合は別途精密検査費用・鎮静剤費用がかかります。
  • 検査時のパンツ代(600円)、前処置の下剤料金(1200円)を別途実費にて請求させていただいています。
  • オンライン診療による事前診察の場合、下剤の郵送費は着払いにて請求させていただきます。また下剤の包装紙の代金もオンライン診療の際に同時に請求させていただきます。
  • 急な体調の変化やご予定が入ったことなどで、当日検査が受けられない場合は、すぐに当院までご連絡をお願いします。
  • 不明点や不安なことなどございましたら、医師やスタッフまでお気軽にご相談ください。

大腸カメラ検査で分かる疾患

大腸カメラ検査は、大腸全体を詳しく確認できるため、多岐にわたる疾患の発見や正確な診断に繋がります。特に、初期症状が乏しい大腸がんやがん化リスクがある大腸ポリープをしっかりと発見するには、大腸カメラ検査が不可欠です。
大腸がんは40代以降に発症率が上がるとされています。近年大腸がんは増加傾向で死亡数も罹患数も3位以内に入っており、胃がんよりも多くなってきています。そのため、40代以降は定期的に大腸カメラ検査を受けることが望ましいです。
また、大腸がんには遺伝的要因の影響も相応にあると言われています。ご家族で大腸がんや大腸ポリープの罹患歴がある方がいる場合、40代未満の方でもなるべく早めにこまめな検査を受けることをお勧めいたします。

検査で見つかる主な疾患

  • 大腸がん
  • 潰瘍性大腸炎
  • 大腸ポリープ
  • 過敏性腸症候群
  • 虚血性大腸炎
  • 大腸憩室
  • クローン病

など