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胸やけ・胃がムカムカする

胃がムカムカするのは
なぜ?

胃もたれ胃がムカムカする感覚は、様々な要因によって引き起こされることがあります。一つの可能性としては、消化不良や胃酸の過剰分泌が原因となっている場合です。食べ物の消化や胃の動きが円滑に行われないと、胃に溜まった食物や胃酸が胃壁を刺激し、ムカムカ感を引き起こすことがあります。また、ストレスや不安、過度の飲酒や喫煙、特定の食べ物や薬物の摂取なども胃の不快感を引き起こす要因となることがあります。

胃がムカムカする場合は、食事の内容や生活習慣の見直し、ストレス管理などを考慮した上で、医師の診断を受けることが重要です。当院では胃の症状に対する的確な診断と適切な治療を行っていますので、お気軽にご相談ください。

胃がムカムカするのは
ストレス!?

胃がムカムカする原因はストレスが一因として考えられます。ストレスは身体に様々な影響を及ぼし、胃の働きにも影響を与えることがあります。

ストレスが増加すると、交感神経の活性化や胃酸分泌の増加が引き起こされ、胃の不快感やムカムカ感が現れることがあります。ただし、胃の不快感がストレスによるものかは個人差があり、他の要因も関与する可能性もあります。症状の詳細や継続性によっては、医師の診断が必要です。

胃がムカムカする場合に
考えられる疾患

次のような疾患が原因となることがありますので、注意が必要です。

逆流性食道炎

逆流性食道炎による胃がムカムカする原因は、胃酸や胃内容物が食道に逆流して食道の刺激や炎症を引き起こすことです。また、食道の収縮機能の低下も胃のムカムカ感を引き起こす要因です。適切な治療や生活習慣の改善を行い、症状の軽減を図ることが重要です。逆流性食道炎の場合、胃のむかつきの他に、酸っぱい酸の逆流、慢性的な咳、声枯れ、胃痛などの症状が起こります。

逆流性食道炎について

食道がん

胃がムカムカする原因として食道がんが考えられます。食道がんは食道の内側の組織に発生するがんであり、進行すると胃がムカムカする感覚や食事の嚥下困難などの症状が現れることがあります。食道がんの原因は複数あり、主に喫煙、過度のアルコール摂取、食道の長期的な酸逆流などが関与しています。早期の診断と治療が重要ですので、胃がムカムカする症状が続く場合は早めに医師の診察を受けることが大切です。

食道がんについて

急性胃炎・慢性胃炎

胃がムカムカする原因として急性胃炎や慢性胃炎が考えられます。急性胃炎は胃の粘膜が急激な炎症を起こす状態であり、主な原因としてウイルス感染や非ステロイド性抗炎症薬(NSAIDs)の内服や急激なストレスが挙げられます。慢性胃炎は長期間にわたって続く胃の炎症であり、主な原因は胃の粘膜が刺激を受けるヘリコバクターピロリ菌の感染や、ストレス、喫煙、過度のアルコール摂取などが関与しています。これらの状態では胃の消化機能が低下し、胃がムカムカする感覚が生じることがあります。正確な診断と治療のためには医師の診察を受けることが重要です。

胃炎について

胃・十二指腸潰瘍

胃や十二指腸の潰瘍は、胃がムカムカする原因となることがあります。潰瘍は胃や十二指腸の粘膜にできる傷や損傷であり、主な原因としてヘリコバクターピロリ菌の感染や非ステロイド性抗炎症薬(NSAIDs)の長期使用が挙げられます。潰瘍ができると胃の酸や消化液が傷口に触れ、痛みや不快感、ムカムカ感を引き起こすことがあります。潰瘍による症状が続く場合は、適切な診断と治療のために医師の診察を受けることが重要です。

胃・十二指腸潰瘍
について

胃がん

胃がムカムカする原因の一つとして、胃がんが考えられます。胃がんは胃の粘膜から発生する悪性腫瘍であり、これにより、胃の調子が乱れ、ムカムカ感や胃もたれ感が生じることがあります。胃がんの症状は個人によって異なる場合がありますので、胃がムカムカする症状が続く場合は早めに医師の診断を受けることをおすすめします。適切な検査や治療を行うことで、胃がんの早期発見や適切な対処が可能となります。

胃がんについて

機能性ディスペプシア

機能性ディスペプシアは、特定の器質的な異常が見つからない胃の機能障害であり、胃の消化や運動機能が正常に働かないことによって様々な症状が現れます。胃がムカムカしたり、不快感や膨満感を感じることがあります。ストレス、食事の内容や摂取量、過敏な胃の神経反応などが関与することがあります。

機能性ディスペプシア
について

腸閉塞

胃がムカムカする原因の一つとして、腸閉塞が考えられます。腸閉塞とは、腸管の通り道が一時的または永続的に閉塞されてしまう状態のことです。腸閉塞によって消化物やガスが胃に戻り、胃がムカムカしたり嘔吐感を引き起こすことがあります。腸閉塞は様々な原因で起こり得ます。一般的な原因としては、腸の結び目や腫瘍、腸のねじれ、炎症などが挙げられます。腸閉塞は重篤な状態であり、吐き気や嘔吐、腹痛、便秘などの症状が現れる場合は早急に医師の診察を受ける必要があります。

虫垂炎

虫垂炎は虫垂と呼ばれる盲腸の付け根部分が炎症を起こす状態です。虫垂炎の主な症状には腹痛や吐き気、発熱、食欲不振などがあります。これらの症状が胃にも影響を与えて胃がムカムカする感覚を引き起こすことがあります。虫垂炎は通常、急性の状態であり、症状が重篤になる場合があります。胃がムカムカするような症状がある場合は、当院までご相談ください。

循環器疾患

循環器疾患は心臓や血管に関連する病気であり、血液の循環に問題が生じることがあります。循環器疾患による胃の症状としては、心臓の負担増加による胃の血液供給不足や胃酸の分泌亢進が関与していることがあります。このような状態が胃の不快感やムカムカ感を引き起こす可能性があります。

具体的な循環器疾患としては、心不全や冠動脈疾患が挙げられます。心不全では心臓のポンプ機能が低下し、十分な血液を全身に送り出せなくなります。冠動脈疾患では冠動脈が狭窄や閉塞することで、心筋に十分な酸素や栄養が届かなくなります。

胃がムカムカするような症状が循環器疾患に関連している場合は、循環器専門医の診察を受けることが重要です。当院では適切な検査や評価を行い、循環器疾患の有無を確認し、適切な治療や対処法を提案します。

検査と診断

患者さんの詳細な症状や既往症、お薬の使用状況などを問診によって確認します。特に、脂っぽい食事の過剰摂取や暴飲暴食、ストレスといった原因がある場合は、それを医師に伝えてください。

問診後、胃カメラ検査や腹部超音波検査など、適切な検査を実施して正確な診断を行います。ピロリ菌感染の疑いがある場合は、ピロリ菌検査も行い、陽性の場合には除菌治療のご案内することも可能です。

当院の胃カメラ検査の特徴は、①スムーズな予約から検査の体制、②徹底した鎮静剤の調節による苦痛の除去、③AI技術による最新の検査設備の3点を考えています。
胃カメラに関しまして事前診察なしでWEB予約も可能で検査しやすい状況を整えています。

当院の胃カメラ検査

胃のムカつきの
対処法・治し方

検査で見つかった原因疾患に応じた治療はもちろん、次のような治療も実施します。

食事指導・生活習慣指導

食事療法暴飲暴食を避け、食事の栄養バランスに気を付けることは重要です。食事を十分に噛んで摂ることや、食後にすぐに寝転ばないようにすることも意識しましょう。
ストレスや生活習慣の乱れが原因の場合は、それらの改善をサポートします。自律神経の働きを調整し、胃の機能低下を改善することを目指します。適度な運動や十分な睡眠を確保することも重要です。
当院では患者さんの状態に合わせた個別のアドバイスや治療を行いますので、お気軽にご相談ください。

ピロリ菌の除菌治療

ピロリ菌ピロリ菌感染は慢性的な胃炎や胃・十二指腸潰瘍のリスクを高めることがあるため、ピロリ菌感染の陽性が確認された場合、除菌治療を実施します。
除菌治療は、特定の抗生物質と胃酸分泌抑制薬を組み合わせて行われます。これにより、ピロリ菌の増殖を抑制し、感染を除去することを目指します。除菌治療に成功すると、胃の症状の改善や再発のリスク低下が期待されます。

ピロリ菌について